2019年05月28日
皆様、こんにちは。
ペットリフォームのセラフ榎本です!
先日、「中核市川口独自の動物愛護条例について」がテーマの勉強会に参加させていただきました。
この勉強会には川口市保健所生活安全課の由井さんと春川さんが講師としてお越しになっていました。
川口市には市独自の愛護条例があるということはご存知ですか?
中核市になり、保健所が設置されるようになったために作られた条例だそうです。
動物愛護条例は14条で構成されています。
その中でも特に印象に残った条例を紹介します。
第2条 共生社会の推進は、次に掲げる事項を基本理念として行われなければならない。
(2) 人と動物との関わりから生じる諸問題の多くが人の生活様式に起因するものであることに鑑み、人が自らの問題としてこれらの諸問題の発生に関する予防その他の方策が必要であるという認識の下に行われること。
由井さんが、この条例は「動物に責任はない、すべて人に責任がある」ということを意味していると私は考えます、とおっしゃっていたのが印象的でした。
飼っている犬が人をかんだとしても、犬に責任はなく、躾をしなかった飼い主のほうに責任があるということです。
また、
(3) 動物の生態、習性、生理及び疾病並びに人と動物とに共通する感染症に関する正しい知識の普及及び公衆衛生の確保のための方策が必要であるという認識の下に行われること。
という条文の例として狂犬病のことをおっしゃっていたのですが、
日本が認めた狂犬病がない国は世界に6か国ほどしかなく、すべて島国だということです。
島国は野生動物が狂犬病を運んでくる可能性が低いからだそうです。
狂犬病がない国の少なさに驚き、理由に納得しました。
また、近年では譲渡できるネコとできない猫(凶暴な性格や重度の疾患など)の察処分を分けて考える方針にあるそうで,
川口市では譲渡できるネコが殺処分された数は0だそうです。
貴重なお話を聞かせていただき、とても勉強になりました。
今後も動物のことについて学ばせていただきたいと考えております。
営業企画部
最新の記事
カテゴリ
アーカイブ