2020年05月15日
皆様こんにちは。
ペットリフォームのセラフ榎本です。
今回は犬の食物アレルギーについて紹介します。
動物には、体内に侵入したウイルスや細菌を異物と判断して撃退する免疫機能が備わっています。
しかし、食べ物を間違って異物と認識してしまうことがあり、この状態を食物アレルギーといいます。また、異物と判断されてしまう物質をアレルゲンと呼びます。
アレルゲンの多くはタンパク質で、犬の場合、牛肉、乳製品などの動物性のタンパク質のほか、小麦に含まれるたんぱく質なども原因となることが多いです。
症状としては、年中かゆがって体をかくようになります。口やお尻、足先や腹、耳などにかゆみが出やすいようです。
特殊なたんぱく質を使った療法食で対応していきます。
食物アレルギーの治療は、アレルゲンを食事から排除することです。しかし、食物アレルギーが疑われる症状が本当に食物アレルギーによるものなのか、何がアレルゲンとなっているのかを突き止めるのはとても困難です。
そこでまずは、体がアレルゲンと認識できないほどにタンパク質を加水分解したり、これまで食べたことがない食材をタンパク質として用いたりした療法食を使っていきます。
療法食以外のものを一切与えないことが重要になります。
療法食のみで過ごしてアレルギーの症状がよくなり、元の食事に戻してまた症状が出れば、やはり食物アレルギーだということになります。
理想は、そのあと、アレルゲンが疑われる食品を一品ずつ試し、アレルゲンが何であるかを特定することです。
食物アレルギー以外の皮膚疾患について紹介します。
食物アレルギーと混同されやすい皮膚炎には、アトピー性皮膚炎があります。アトピー性皮膚炎は過敏症で、花粉やハウスダスト、ダニなどの食物以外の原因によって引き起こされます。
炎症を伴う皮膚疾患にはこのほか、ノミアレルギー。細菌や寄生虫による感染症があります。皮膚のバリア機能の低下や、栄養バランスの乱れなどでも皮膚に炎症が起きやすくなります。
かゆみや炎症の原因を見極めて取り除くとともに、温度や湿度のも気を配って皮膚をいたわってください。
ペットリフォームのご相談、お見積もりはセラフ榎本にご用命いただきますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
営業企画部
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