2021年06月09日
皆様、こんにちは。
ペットリフォームのセラフ榎本です!
犬を飼うとき、人も犬も快適に過ごすためにはしつけは必須です。
そこで今回は、しつけをするときにも犬と触れ合うときにも、
知っておくと役に立つ犬の学習方法、
今回は「オペラント条件付け」についてご紹介します。
<オペラント条件付け>
オペラント条件付けとは、動物の自発行動(オペラント行動)に対し、
強化子または罰子が付随して提示されることにより、
自発行動の頻度に増減が生じることです。
(強化子とは行動を増やすもの、罰子とは行動を減少させるものです。)
また、オペラント条件付けは4つに分類することができます。
①正の強化:動物が何らかの行動をしたとき、その行動の最中もしくは直後に
良いことがあると、その行動の頻度は増加
例:おすわりと言われて座ったらおやつがもらえたのでおすわりと言われたら座る
↳行動 ↳いいこと発生 ↳行動頻度増加
②負の強化:動物が何らかの行動をしたとき、その行動の最中もしくは直後に
嫌なことがなくなると、その行動の頻度は増加
例:配達の人に吠えたら帰ったのでこれからも吠える
↳行動 ↳嫌なこと除去 ↳行動頻度増加
③正の罰:動物が何らかの行動をしたとき、その行動の最中もしくは直後に
嫌なことが起こると、その行動の頻度は減少
例:トイレをしていたら大きな音がしたのであのトイレには行きたくない
↳行動 ↳嫌なこと発生 ↳行動頻度減少
④負の罰:動物が何らかの行動をしたとき、その行動の最中もしくは直後に
良いことがなくなると、その行動の頻度は減少
例:噛みついたら遊んでもらえなくなったのでこれからは噛まないようにする
↳行動 ↳いいこと除去 ↳行動頻度減少
このように、オペラント条件付けは一見混乱する内容ですが、
実はしつけや犬と過ごす日常の中にその原理が
関わっていることが珍しくありません。
また、罰に関しては、近年正の罰によるしつけはあまりおこなわれていません。
というのも、直接罰(正の罰)は強力なものの、
犬と飼い主の関係を簡単に壊す可能性があるからです。
そのため、愛犬を叱る必要がある場合には、
タイムアウト法(無視)などの間接罰(負の罰)を用いることをおすすめします。
以上で犬の学習方法「オペラント条件付け」についてのご紹介を終わります。
ペットリフォームのご相談、お見積りはセラフ榎本にご用命いただきますよう、
何卒よろしくお願い申し上げます。
営業企画部
セラフ榎本ペットリフォーム公式HP:https://www.qp-dog.jp/
最新の記事
カテゴリ
アーカイブ