2021年10月14日
皆様、こんにちは。
ペットリフォームのセラフ榎本です。
さて、猫を飼育する上で切り離せないのが、避妊や去勢手術。
避妊・去勢手術は猫を飼育する上で「義務」と言ってもいい程に普及しています。
しかし、去勢手術と聞くと猫が可愛そうと思われる方もいます。
そこで今回は、猫の避妊・去勢手術についてのメリットやデメリットについてご紹介します。
〇そもそも避妊手術、去勢手術とは?
まず、避妊手術や去勢手術は一体どういうものなのか、そして何をしているのかをご説明します。
★避妊手術とは・・・
メスの猫(動物)が子供を妊娠したり生んだり出来ないようにする手術です。
主にお腹を開いて卵巣や子宮を摘出・縫合・結紮(糸で縛る)します。
★去勢手術とは・・・
オス、メスの猫(動物)の生殖器を摘出し、子供を作れないようにする手術です。
オス猫の場合は睾丸を摘出し、メス猫の場合は子宮と卵巣の摘出手術を指します。
★費用について
日本獣医師会の調べによると、去勢手術費がおよそ1.2~1.3万円、避妊手術費がおよそ1.9~2.1万円とされています。
自治体によって助成制度が適用される場合があるため、お住いの自治体に確認しておくことをお勧めいたします。
〇避妊・去勢手術のメリット・デメリット
★メリット
①殺処分される猫を減らすことが出来る
猫は非常にかわいい動物ですが、猫が嫌いな人もいます。
「同居猫と繁殖して飼いきれなくなった」、「ノラネコが増えてうるさい」等の理由で殺処分される猫が残念ながら多く存在します。
日本では毎年約12万匹もの猫が殺処分されています。その多くが生まれて間もない幼猫です。
残酷な殺処分を1匹でも多く減らすため、妊娠する可能性のある猫は必ず避妊・去勢手術を受けて下さい。
②病気の発生率が下がる
避妊・去勢手術をしたかしていないかによって、乳がんなどの発生率に差が出ると言われています。
避妊手術を受けていない猫は、避妊手術を受けた猫と比較して、7倍も乳がんに罹る可能性が高い、と研究により報告されています。
また、避妊・去勢手術を早い時期に受けた猫程、乳がん発生率がより下がるという報告もされています。
乳がんだけでなく、ホルモンの影響を受ける病気の発生率を大きく下げる事が出来るのです。
③性ホルモンに関する問題行動を抑える
ここで指す問題行動とは、例えば発情期に甲高い声で鳴く事や、尿によるマーキングをするといったものを言います。
避妊や去勢によって、こうしたホルモンの影響によって起こる問題行動を改善することが出来ます。
★デメリット(その他起こりうる変化)
①子供を産めなくなる
②太りやすくなる
避妊・去勢を行うと太りやすくなる原因は、食欲の増加、活動性の低下、そして安息時の代謝率の低下であるといわれています。
避妊去勢手術を行うと食欲が増加する理由は、正確には解明されていませんが、他の動物の研究で卵胞ホルモンが食欲を抑制する可能性があることから、猫でも性ホルモンが食欲と関係しているのかもしれません。
③手術上のリスク
手術に要する時間は、オス猫なら5分以内、メス猫でも15~30分程度です。
そのため、他の手術と比べて手術リスクは低いといえるでしょう。
しかし、100%安全とは言えず、それなりのリスクはあります。
特にメス猫の場合、麻酔中に亡くなったという例が僅かながらあるのも事実です。
他にも、去勢や避妊によって性格が変わったり、施術していない猫と比べて長生きする、といった事が言われています。
避妊・去勢手術は多少なりともリスクが伴います。しかし、飼い主さん、愛猫、そして社会的にも大きなメリットと言えます。
現在野良猫の保護を考えておられる方々、
新たに猫を飼われた方々、
既に飼われている方々、
避妊・去勢手術は社会問題解決への第1歩です。ぜひとも避妊・去勢手術を前向きに捉えて頂きますよう、何卒ご協力よろしくお願い致します。
セラフ榎本では、愛猫と快適に暮らすためのペットリフォームを承っております。
ペットリフォームの御見積り、ご相談はセラフ榎本をご用命賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
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