2024年05月07日
平素からご厚情を頂き厚くお礼申し上げます。
弊社の昭和38年でございます。私の父である榎本義男が母親の範子と共に創業しました。父は経営者兼塗装職人として、母は経理及び父の補佐として、塗装業の世界を歩み始めました。榎本塗装店の長男として私は昭和41年に生まれました。幾多の苦難を両親と従業員の皆様で乗り越えて昨年で創業60周年となりました。この60年は榎本義男と範子と働いた従業員の皆様の力で成しえたことであると思います。私の役目は榎本塗装店の創業時の理念を継続し創業70年・80年と会社を社員と共に繁栄させることであります。
さて話はもどりますが、塗装業は建築塗料を大量に扱う職種ですので、アイベックと言った塗料の代理店を通じて塗料メーカーとも必然的に連携がなされてきます。先日もセラフタイムズに登場頂きました、アイベックの3代目社長の関口社長とお会いしました。そのように創業以来60年近くのお付き合いの関西ペイントや日本ペイント、代理店と共に歩んできました。2社は日本の代表的な総合塗料メーカーであります。その関西ペイントの埼玉担当より愛犬家住宅を紹介されたのがペットのリフォーム事業を展開するきっかけとなりました。話を聞いた私はとても興味深いなと思い、翌月に新橋駅に近い場所で愛犬家住宅の検定試験を受けてきました。試験は2部構成になっていて、犬の知識と建築の知識でありました。建築の問題は新築住宅を扱う工務店が扱うものも多数あり面白く思いました。
思い起こせば私の生活にはいつも「愛犬」がいました。そういった理由から愛犬家住宅をやろうと思ったのだと思います。私は犬が好きで柴犬やシェパード、シェットランドシープドック、ミックス犬がそうです。今から10年前に1人で愛犬家住宅を始めました。愛犬家住宅のテストは合格したものの、更に深く勉強をしなくてはなりません。犬種の歴史やその犬種の特製、愛犬家の心も勉強しました。私は平成元年に建設業に入りましたので本年で35年となります。建設業での経歴は現場時代も含めて長い方だと思いますので、ペットの為のリフォームは得意分野でした。ペットの知識は無いですが修繕の知識は豊富なので、楽しく1から自分で考えてラインナップを揃えて行きました。
残念ながら関西ペイントの商品で採用できたのはアレスシックイのみでありました。アレスシックイはその名の通りシックイを使った材料です。シックイは通常はコテで施工するものですが、アレスシックイはローラーで施工が可能なシックイ塗料であります。価格は材料費と施工費共に従来のコテで施工するシックイ材よりも大幅に安く機能も劣らないと言うことが特徴です。床は大建工業、クロスはサンゲツ、水廻りはボニート、網戸は樹脂製の物を採用して行きました。この事業はとても面白く創造性が豊かになりました。第1号の受注は10年前でしたが犬の滑りにくい床でした。その工事の後に手術をしたのも思い出の一つです。工事はその後、多数の工事を施工致しました。工事以外でも「しつけ」「マナー」「防災」といったペットセミナーも行っています。行政からも依頼をうけるくらいに成長しました。更には大学との産学連携事業の一環で動物調査も行っております。例えば知多半島の野良犬調査や荒川河川敷の野良猫調査、相模川での野生のシカ調査、群馬県での野生のシカ調査も行いました。
かけがえのない方とも出会うことができました。越谷のレイクタウンでの展示会でディスクドックの世界選手権優勝者のレジェンドの野呂瀬さゆりさんとの出会いです。それから野呂瀬さゆりさんとは10年近くのお付き合いになります。弊社の新入社員は野呂瀬さゆりさんに講習を受けるシステムにしてあるため野呂瀬さゆりさんのホームグランドの神奈川県の足柄郡に1年に1回ではりますが、新入社員を派遣致します。
愛犬家住宅と愛猫家住宅は日々進化し続けています。私が1人で始めたころよりも格段に進歩しました。私は犬や猫の他には鳥や虫も好きです。鳥の図鑑を見ていると幸せになります。今や猫のキャットステップにも力を入れております。今後も愛犬家や愛猫家のお役に立てるよう頑張ります。どうぞ宜しくお願い致します。
令和6年5月7日
株式会社セラフ榎本
代表取締役 榎本修
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